脳幹障害の特徴

内科学 第10版 「脳幹障害の特徴」の解説

脳幹障害の特徴(局所診断の進め方)

 脳幹の主要構造は,①脳神経Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ,Ⅶ,Ⅷ,Ⅸ,Ⅹ,Ⅻの核と髄内根,②脳幹を上下降する運動・感覚路,③意識を保つ上行性網様体賦活系,④眼球運動を制御する内側縦束(medial longitudinal fasciculus:MLF)である.Ⅲ,Ⅳ,Ⅵ,Ⅻの核は脊髄前角に相当して正中近くに位置し,Ⅷは後根に相当して延髄上端で最も外側に位置する.Ⅴ,Ⅶ,Ⅸ,Ⅹは前根と後根の機能を併有(運動神経感覚神経が含まれる)して前2者の中間に存在する(図15-2-6).[中野今治]

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む