膜分離(読み)マクブンリ

化学辞典 第2版 「膜分離」の解説

膜分離
マクブンリ
membrane separation

膜分離は大別して,孔のある多孔質高分子膜あるいは無機膜による透析限外濾過と,孔のない均質高分子膜あるいは金属膜による逆浸透,ガス分離,パーベーパレーション分離がある.透析と限外濾過の推進力は,それぞれ濃度差と機械的圧力である.逆浸透では化学ポテンシャル浸透圧の差にもとづき,ガス分離は気体透過係数の差により,パーベーパレーション分離は高分子膜への溶解度と膜内拡散速度の差により,それぞれ分離が行われている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android