膝を入れる(読み)ひざをいれる

精選版 日本国語大辞典 「膝を入れる」の意味・読み・例文・類語

ひざ【膝】 を 入(い)れる

  1. ( 陶潜の「帰去来辞」の「倚南牕以寄傲、審膝之易一レ安」による ) 足を入れるの意で、その中に身をおく。転じて、狭い家、狭い場所に身をおくたとえ。「膝を容(い)れる」とも。
    1. [初出の実例]「家の四方は土壁ぞ。狭て膝を入ほどなぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android