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土壁 ツチカベ

デジタル大辞泉の解説

つち‐かべ【土壁】

粘りのあるを塗って固めた。仕上げ(上塗り)用の土色により、聚落(じゅらく)壁・錆(さび)壁などとよぶ。

ど‐へき【土壁】

土塗りの壁。つちかべ。

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リフォーム用語集の解説

土壁

土を主材料とし、左官工事によってつくられる壁の総称で、土を用いて作られた壁、もしくは日本の伝統工法によって作られた壁の両方の意味がある。

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大辞林 第三版の解説

つちかべ【土壁】

土を塗り固めて作った壁。上塗りの土の色により聚落じゆらく壁・錆壁などがある。

どへき【土壁】

土で塗り固めた壁。つちかべ。

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

つちかべ【土壁】

土を塗り固めて作る壁。柱間に貫(ぬき)などを通し、小舞(こまい)という下地をつけ、わらなどを加えた土を塗り込んだもの。寺院建築とともに技術が伝わり、日本建築で広く用いる。仕上げ材料により、聚楽(じゅらく)壁錆壁大津壁などがある。

出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

土壁
つちかべ

土を主材料とし、左官工事によってつくられる壁の総称。通常は小舞(こまい)を下地とする。土は地球上至る所に存在し、もっとも入手しやすい材料であるから、世界各地で古くから使用され、日本でも法隆寺壁画下地壁にすでに優れた土壁が用いられており、いわゆる和風建築(とくに真壁(しんかべ)造)の壁としてもっとも普遍的なものである。壁の仕上げ(上塗り)には、土物砂壁(水ごねと糊(のり)ごねがある)、大津壁、漆食(しっくい)壁、色砂壁、繊維壁塗りの各種が可能であるが、そのいずれを適用する場合でも、中塗りまでの工程は原則として異ならない。いま中塗りまでのもっともていねいな工程を示せば次のとおりである。
 荒壁→貫伏せ→ちり回り→斑直(むらなお)し→中塗り
 このうち最低限必要とされるのは荒壁と中塗りだけであるが、土物砂壁水ごね、磨(みがき)大津などの高級工事の場合には前記の全工程を必須(ひっす)とする。さらに高級工事では、中塗りの上に切返し塗りを施して建物を使用し、1年以上経過してから上塗りの行われることがある。
 土壁で京壁上塗りを施したものは数寄屋(すきや)風建築でとくに喜ばれ、ていねいな仕事ではひび割れなどの故障も少ないが、表面の硬さや耐水性ではセメントモルタル、各種プラスターなどの洋壁には及ばない。また、土壁を耐力壁として扱うことも適当ではない。[山田幸一]
『佐藤嘉一郎・佐藤ひろゆき著『土壁・左官の仕事と技術』(2001・学芸出版社)』

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世界大百科事典内の土壁の言及

【社寺建築構造】より


[壁]
 は真壁がほとんどで,大壁は江戸時代の土蔵造の経蔵や特殊な堂にしか見られない。材料は土または木で,神社建築は本来板壁であったが,後には仏教建築の影響で土壁も用いられ,また仏教建築にも板壁がとり入れられた。禅宗様,大仏様では板壁が多い。…

※「土壁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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