臨界実験装置(読み)りんかいじっけんそうち(その他表記)critical assembly

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「臨界実験装置」の意味・わかりやすい解説

臨界実験装置
りんかいじっけんそうち
critical assembly

開発しようとする原子炉炉心模擬したり,臨界安全のための燃料配置の模擬を行なったりして,これらの集合体の臨界性や中性子束分布といった核的特性について研究を行なうための,きわめて低出力の原子炉をいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の臨界実験装置の言及

【原子炉】より

…日本原子力研究所のJMTRはこの型の原子炉である。臨界実験装置種々の炉心物質組成に対して臨界量,出力分布,物質の反応度価値などを測定し,あるいは核設計計算手法を検証する目的で使われる原子炉。炉心の物質組成を変更しやすいように,積木状の各種炉心構成材料を組み合わせて炉心を構成できるような工夫がなされている。…

※「臨界実験装置」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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