自己確保(読み)じこかくほ

精選版 日本国語大辞典 「自己確保」の意味・読み・例文・類語

じこ‐かくほ【自己確保】

  1. 〘 名詞 〙 ロッククライミングの際、ザイルでつながれた後続者や先行者の墜落につられて落ちないように、自分自身ハーケン樹木、岩などによって確保すること。〔登山技術(1939)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の自己確保の言及

【ロッククライミング】より

… パーティを組んだ2人または3人のクライマーは,墜落の危険を避けるためにザイルSeil(登攀用ロープ)を両端部で互いに自分のボディハーネスに連結(アンザイレン)し,交替で登攀するパートナーを確保(ビレーbelayまたはジッヘルSicher)しあいながら前進する隔時登攀(スタカートクライミングstaccato‐climbing)を行うのが普通である。確保者は,自分の確保が失敗した場合,パートナーの墜落に引き込まれて墜落しないようにあらかじめ自己確保(アンカーanchor)をしたうえで,基本的には,自分の肩や腰にザイルを回して制動操作する確保(ボディビレーbody belay)を行うことが多い。とくに注意すべき点は,トップ(先頭者)が墜落したときは衝撃エネルギーがきわめて強く,確保に失敗して悲惨な結果を招きやすいことである。…

※「自己確保」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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