改訂新版 世界大百科事典 の解説 臭化フェニルマグネシウム (しゅうかフェニルマグネシウム)phenylmagnesium bromide グリニャール試薬の一種。ブロモベンゼンにエーテル中,金属マグネシウムを作用させて得られる。 空気中では不安定で,エーテル系溶媒に可溶。有機化合物にフェニル基を導入する試薬として,実験室ばかりでなく工業的にも重要である。トリフェニルメタノール,ジフェニルエチレンなどの重要原料となる。→グリニャール反応執筆者:友田 修司 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by