花は半開、酒はほろ酔い(読み)はなははんかい、さけはほろよい

故事成語を知る辞典 「花は半開、酒はほろ酔い」の解説

花は半開、酒はほろ酔い

ものごとは完全でない方が、かえって味わいがある、ということ。

[使用例] なるほど花は半開、興は八分、あまりに狂えばあやまちに終る、最早夜も一時を過ぎて、宮家方々も帰りたまいぬ[徳冨蘆花*燕尾服着初の記|1902]

[由来] 「菜根譚―後」に出て来ることばから。「花は半開を、酒はすいに飲む。此のうちに大いにしゅ有り(花は五分咲きを眺め、酒はほろ酔いで止めておく。そういう中にこそ、深い趣があるものだ)」とあります。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

関連語 ウチ

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む