デジタル大辞泉 「半開」の意味・読み・例文・類語 はん‐かい【半開】 [名](スル)1 弁・栓・扉などを半分ほど開くこと。「ガス栓を半開にしておく」2 花が開きかけていること。「桜はまだ半開だ」3 文明が未開を過ぎて、少し開化していること。「其の社会が尚―の位置にありなば」〈逍遥・小説神髄〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「半開」の意味・読み・例文・類語 はん‐かい【半開】 〘 名詞 〙① 戸などがなかばひらくこと。また、花などがなかば咲くこと。はんびらき。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「古人の曰、酒は微酔にのみ、花は半開に見る」(出典:養生訓(1713)三)[その他の文献]〔白居易‐中書寓直詩〕② 文明などが少し開けていること。未開の域を脱したが、まだ開化の域には達していないこと。はんびらけ。[初出の実例]「今の支那比耳西亜、土耳其等の様になりたのを半開の民といい」(出典:西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一二) はん‐びらき【半開】 〘 名詞 〙 なかばひらくこと。また、なかば開いていること。はんかい。[初出の実例]「山茶花の半開(ハンビラキ)が一輪」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例