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宮家 みやけ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宮家
みやけ

皇族で宮号を与えられた家。古くは必ずしも天皇から与えられたものでなく,願い出て許しを受けたもの,一般から呼んだ尊称が自然に宮号化したものもあった。明治以降,朝香宮竹田宮東久邇宮をはじめ十数家の宮家が創立されたが,第2次世界大戦後,秩父宮大正天皇の第2皇男子),高松宮(大正天皇の第3皇男子),三笠宮(大正天皇の第4皇男子)の 3直宮家以外の宮家は皇室典範に基づき一斉に皇籍を離れ,廃絶となった。2014年現在,三笠宮および常陸宮昭和天皇の第2皇男子),秋篠宮(天皇明仁の第2皇男子),桂宮(三笠宮の第2男子),高円宮(三笠宮の第3男子)がある。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

宮家

男性皇族の結婚や成年などに伴い設ける。いまの天皇陛下の次男の秋篠宮家と、天皇陛下の弟の常陸宮家、昭和天皇の弟の三笠宮家とその息子の桂宮家、高円宮家がある。

(2011-11-25 朝日新聞 夕刊 1総合)

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百科事典マイペディアの解説

宮家【みやけ】

皇族で特に宮号を天皇から与えられた家。14世紀初頭,亀山天皇の皇子恒明(つねあきら)親王が常磐井宮(ときわいのみや)と称したのが最初。江戸時代には伏見,桂,有栖川(ありすがわ),閑院(かんいん)等の宮家があった。
→関連項目閑院宮家北白川宮

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世界大百科事典 第2版の解説

みやけ【宮家】

皇族諸家をいう。令制の皇親制度も中世に至ってまったく衰微し,皇子以下の一家を立て,これを維持することもまれとなった。この間にあって宮家として存立し,皇親の身分を相承したのは,いわゆる世襲親王家である。その初例は鎌倉中期,亀山天皇の皇子恒明親王を始祖とする常磐井(ときわい)宮で,室町中期まで6代にわたって存続した。これに次ぐのは後二条天皇の皇子邦良親王に始まる木寺宮で,室町中期まで6代にわたって存続した。

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大辞林 第三版の解説

みやけ【宮家】

宮号を賜った皇族の家。
親王・諸王の家。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

宮家
みやけ

皇族で天皇から宮号を賜った家。宮家は、平安末期、親王家が宮号を称したことに始まり、後鳥羽(ごとば)天皇の皇子、皇孫が親王宣下を受け、六条宮を称したのが最初である。鎌倉時代には、後嵯峨(ごさが)、後深草(ごふかくさ)両天皇の皇子、皇孫が、鎌倉将軍宮を継承した。鎌倉末期から南北朝時代には、親王の子孫が代々親王宣下を受ける世襲親王家が成立し、常盤井(ときわい)宮、木寺(きでら)宮、伏見(ふしみ)宮が創立された。伏見宮は、北朝の崇光(すこう)天皇の皇子栄仁(よしひと)親王に始まる持明院統の正嫡で、1947年(昭和22)第24代博明(ひろあき)王の皇籍離脱まで約550年続いた。続いて豊臣(とよとみ)秀吉の奏請で桂(かつら)宮(八条宮、京極宮)が創立された。江戸時代には、後陽成(ごようぜい)天皇の皇子好仁(よしひと)親王が高松宮を創立し、のち有栖川(ありすがわ)宮と改めた。また新井白石の献策で、閑院宮が創立された。伏見、桂、有栖川、閑院の4宮家は、四親王家と称され、明治維新に及んだ。さらに幕末、徳川慶喜(よしのぶ)らの建議で山階(やましな)宮が創立された。ほかに、親王の入室寺院名による仁和寺(にんなじ)宮、聖護院(しょうごいん)宮、官職、元号その他による弾正(だんじょう)宮、建久宮、高陽院宮などの宮号がある。明治以後、伏見宮から分かれた久邇(くに)宮など10宮家が創立され、また大正天皇の皇子が秩父(ちちぶ)、高松、三笠(みかさ)の3宮家を創立した。第二次世界大戦後、11宮家が皇籍を離脱し、現在は、三笠、常陸(ひたち)(昭和天皇第2皇男子正仁親王家、1964年9月創立)、高円(たかまど)(三笠宮憲仁(のりひと)親王家、1984年12月創立)、桂(かつら)(三笠宮宜仁(よしひと)親王家、1988年1月創立)、秋篠(あきしの)(今上天皇第2皇男子文仁(ふみひと)親王家、1990年6月創立)の5宮家がある。[村上重良]

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