苦み味走る(読み)にがみばしる

精選版 日本国語大辞典 「苦み味走る」の意味・読み・例文・類語

にがみ‐ばし・る【苦味走】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. ( 多く男の顔についていう ) 顔つきに渋みがある。きびしくひきしまっていて男らしい顔つきである。
    1. [初出の実例]「此君面ていにかみはしり」(出典:評判記・新野郎花垣(1674)山中作爾)
    2. 「寒月君は苦味ばしった好男子で」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五)
  3. にがにがしい気持がさっと顔にあらわれる。
    1. [初出の実例]「人我を出しにつかふて人ひとを見に来る我をまことにあいすにあらずとにがみばしって言へば」(出典:洒落本・野路の多和言(1778))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む