苦学生(読み)クガクセイ

デジタル大辞泉 「苦学生」の意味・読み・例文・類語

くがく‐せい【苦学生】

働いて学費生活費を作りながら勉強している学生

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精選版 日本国語大辞典 「苦学生」の意味・読み・例文・類語

くがく‐せい【苦学生】

  1. 〘 名詞 〙 苦学する学生。働きながら勉強している学生。
    1. [初出の実例]「ぢゃ、君は無資力の苦学生と云ふんでもないんだね」(出典:あめりか物語(1908)〈永井荷風〉暁)

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世界大百科事典(旧版)内の苦学生の言及

【アルバイト】より

…すなわち,敗戦直後の経済的貧困のため退学・休学者が増加するという状況下,アルバイトの必要性を訴える声が強くなったのに対応して,大学当局も積極的にあっせんに乗り出し,また政府も,動員学徒援護会(1945設立)を改組して,1945年7月財団法人勤労学徒援護会(1947年財団法人学徒援護会に改称,現在に至る)を設置するに至った。その後,高度成長期以降の労働力不足,サービス経済化の進展,余暇時間の増大とレジャー・ブーム,大学の大衆化などによって学生アルバイトは増大し,いまやアメリカ同様ほとんどの学生がアルバイトを経験しており,第2次大戦前の働きながら学ぶ一部の苦学生のもの(その職種は書生,給仕,新聞配達,家庭教師などであった)というイメージではとらえることができない。また,近年のサービス経済化の進展は,就労分野の多種多様化をもたらし,学生以外のアルバイト就労も可能にしてきている。…

※「苦学生」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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