日本歴史地名大系 「苫小牧市史」の解説
苫小牧市史
とまこまいしし
五冊 苫小牧市 昭和五〇―五二年刊
解説 明治以後、苫小牧は地の利によって交通の要地、製紙工場地帯と化し、のち大工業基地予定地もかかえるに至った。大正一〇年の大火で資料を失い、昭和一五年「苫小牧町史」以来修史なし。昭和四四年苫小牧市史編さん委員会発足、同四六年編纂新体制をとる。先史時代と歴史に各一人権威者を監修者に迎え、上巻は九人の執筆者により、下巻は市吏員の編集長一人がほとんどを執筆。
構成 上巻第一―六編(自然環境、先史時代、アイヌ時代、幕藩時代、行政史、産業史)、下巻第七―一一編(経済史、社会・文化史、交通・通信史、公安・災害史、港湾・建設史)、付編部落史(一〇部落についての概説)、資料編第一巻(勇払関係古文書、行政資料、苫小牧港関係文献など)、同第二巻(絵図集、地図・図面集、民俗絵図集、先史・自然関係図書)、別巻苫小牧市史年表。平成一三年「苫小牧市史追補編」刊行(昭和五〇年以後追補、一千七二六頁)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報