草蔭の(読み)くさかげの

精選版 日本国語大辞典 「草蔭の」の意味・読み・例文・類語

くさかげ‐の【草蔭の】

地名「あらゐ」「あの」にかかる。かかりかた未詳
万葉(8C後)一二・三一九二「草陰(くさかげの)荒藺(あらゐ)の崎の笠島を見つつか君が山道越ゆらむ」
[補注]かかりかたについては、(イ)草深い「畦(あ)」の意で、「あ」の音にかかる。(ロ)荒れ果てている意で「あら」にかかり、転じて、「野」に続く。また、草深い土地の実景で、枕詞としない説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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