草野郷(読み)かやのごう

日本歴史地名大系 「草野郷」の解説

草野郷
かやのごう

和名抄所載の郷で、同書高山寺本など諸本とも訓を欠く。カヤノと訓じ、江戸時代の萱野かやの(現大網白里町)に郷名が継承されていると考えられる。その萱野の南麦台みなみむぎだい遺跡では七世紀より一〇世紀にかけての住居跡が検出されているが、鋤鍬先などの鉄製品のほか、九世紀という土師器坏墨書銘に「草野」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む