草野郷(読み)かやのごう

日本歴史地名大系 「草野郷」の解説

草野郷
かやのごう

和名抄所載の郷で、同書高山寺本など諸本とも訓を欠く。カヤノと訓じ、江戸時代の萱野かやの(現大網白里町)に郷名が継承されていると考えられる。その萱野の南麦台みなみむぎだい遺跡では七世紀より一〇世紀にかけての住居跡が検出されているが、鋤鍬先などの鉄製品のほか、九世紀という土師器坏墨書銘に「草野」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android