20世紀日本人名事典 「荒井龍男」の解説
荒井 龍男
アライ タツオ
昭和期の洋画家
- 生年
- 明治38(1905)年1月18日
- 没年
- 昭和30(1955)年9月20日
- 出生地
- 大分県中津市
- 出身地
- 旧朝鮮・京城
- 学歴〔年〕
- 日本大学法文学部卒,太平洋画会研究所
- 経歴
- 昭和5年から二科展に出品、9年から2年間渡仏。パリのアカデミー・グラン・ショーミエールで学び、彫刻家ザッキンに師事。サロン・ドートンヌ、サロン・チュイルリなどに出品。12年自由美術家協会の創立に参加、作品を発表。戦後25年モダンアート協会を設立、会員となった。27年ニューヨーク・リバーサイド美術館で個展、28年パリ、29年サンパウロ近代美術館で個展を開き、作品4点が同美術館収蔵。30年再びサンパウロ近代美術館で個展、サンパウロ・ビエンナーレ日本代表となり「朱の中の朱」を出品。同年帰国、ブリヂストン美術館で個展を開いた。平成3年回顧展(目黒美術館)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報