荒神箒(読み)こうじんぼうき

精選版 日本国語大辞典 「荒神箒」の意味・読み・例文・類語

こうじん‐ぼうきクヮウジンばうき【荒神箒】

  1. 〘 名詞 〙 かまど掃除に用いるほうき。かまどは荒神がいる所であるとして、ほか不浄なほうきとは区別して専用のものを使う。ふつう、わらの稈心(みご)で作った小さなもの。

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とっさの日本語便利帳 「荒神箒」の解説

荒神箒

昔の農家でかまどの上に祀っていた「荒神さま」は、かまどを守り火を防ぐ神で、農業全般の神ともされた。そのかまどを清める時、専用に使われたのが荒神箒。稲の穂の芯で作られた二〇cmほどのもので、他の不浄な場所を掃除する箒と区別された。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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