荷之上村(読み)にのうえむら

日本歴史地名大系 「荷之上村」の解説

荷之上村
にのうえむら

[現在地名]弥富町荷之上

西は五之三ごのさん村を経て木曾川に、北は西保にしほ(現佐屋町)に連なる。「徇行記」によれば、概高二三一石余はすべて蔵入地で、田は一一町五反余、畑は四町二反余。「寛文覚書」に戸数九〇、人数四九四とある。「徇行記」は「高ニ準シテハ戸口多ク、村キリニテハ耕田タラサレトモ、市江輪中ハ互ニ出作・入作スルト也、高持ハ三十戸ホトアリテ其余ハ皆無高ナリ、頭百姓服部弥兵衛ト云(中略)、又木曾川堤決壊以来匱乏シ高二百五十石ホトモ鯏浦村へ越高ニナレリ(中略)焼田ト云所アリ、此地ハ海老江川ノ辺リニアリ、此年佐屋川砂礫埋リ、佐屋ヨリ桑名ヘノ港路不自由ナルニヨリ、公卿侯伯ノ站船此津ニ出入スル也」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android