弥富町(読み)やとみちよう

日本歴史地名大系 「弥富町」の解説

弥富町
やとみちよう

面積:三二・七〇平方キロ

濃尾平野の南西端に位置し、金魚の大産地として有名。昭和三四年(一九五九)伊勢湾台風では惨害を被った。

明治一三年(一八八〇)三重県桑名くわな郡から一五ヵ村を編入。同二二年町村制実施時に、江戸時代の佐屋さや代官所所管の中山なかやま新田平島へいじま新田・まえ新田・鯏浦うぐいら村と、旧伊勢領の五明ごみよう村・小島こじま新田が合併し、弥栄に富むにちなみ弥富村となり、西保にしほ・東保・さんうえが合併し市腋いちえ村に、東条ひがしじよう西条本部田ほんぶだ楽平よしひらが合併し東市江ひがしいちえ村に、芝井しばい新田・森津もりづ村・川原欠かわらがけ新田・鎌島かまじま新田・松名まつな新田・寛延かんえん村・間崎かんざき新田・稲元いなもと新田・稲荷いなり新田が合併し大藤おおふじ村に、富島とみしま新田・富島付とみしまつけ新田・富崎とみざき新田・加稲九郎治かいなくろうじ新田・三好みよし新田・稲荷崎いなりざき新田・稲荷崎付いなりざきつけ新田・加稲かいな新田・加稲付かいなつけ新田・加稲山かいなやま新田・さかい新田・狐地きつねじ新田・稲吉いなよし新田・稲狐いなこ新田・三稲さんと新田・三稲外繰出さんとそとくりだし新田が合併し両国りようごく村になった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報