最新 地学事典 「荷尾杵マイロナイト」の解説
におきマイロナイト
荷尾杵マイロナイト
Nioki mylonite
大分県南西部に分布する,朝地変成岩類中に貫入した荷尾杵花崗岩の一部がマイロナイト化したもの。岩体北西部の山中花崗岩と接する付近(幅約500m)でマイロナイト化が著しい。唐木田芳文ほか(1982)は,マイロナイト化の成因として臼杵-八代構造線の剪断運動を考えた。荷尾杵花崗岩はざくろ石を含む両雲母花崗岩であるが,マイロナイト化した部分では黒雲母の緑泥石化が著しく,石英の変形構造も顕著。荷尾杵花崗岩中には山中花崗岩のブロックが包有され,Rb-Sr全岩アイソクロン年代(164Ma:山中花崗岩,117Ma:荷尾杵花崗岩)とも調和する。
執筆者:小山内 康人
参照項目:朝地変成岩
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

