菩提心論(読み)ぼだいしんろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「菩提心論」の意味・わかりやすい解説

菩提心論
ぼだいしんろん

インド龍樹の著として伝えられる書。1巻。正式には『金剛頂瑜伽中発阿耨多羅三藐三菩提心論』といい,『発菩提心論』ともいう。不空の訳とされているが疑問がある。発菩提心を密教的に基礎づけ,心を統一すること (禅定) による即身成仏を説く。真言宗では行者必須の論書とされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む