ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「菩提心論」の意味・わかりやすい解説 菩提心論ぼだいしんろん インドの龍樹の著として伝えられる書。1巻。正式には『金剛頂瑜伽中発阿耨多羅三藐三菩提心論』といい,『発菩提心論』ともいう。不空の訳とされているが疑問がある。発菩提心を密教的に基礎づけ,心を統一すること (禅定) による即身成仏を説く。真言宗では行者必須の論書とされる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by