発菩提心(読み)ほつぼだいしん

精選版 日本国語大辞典 「発菩提心」の意味・読み・例文・類語

ほつ‐ぼだいしん【発菩提心】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。悟りを求める心を起こすこと。仏道を歩もうと決意すること。発心
    1. [初出の実例]「魏々乎、善哉々々、造立仏法父天皇父大臣也、即発菩提心、誓願十方諸仏」(出典:醍醐寺本元興寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747))
    2. [その他の文献]〔安楽集‐上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の発菩提心の言及

【信心】より

…したがって宗教に入る第一歩が信心である。仏教では発菩提心(ほつぼだいしん)とも信心ともいう。信仰というのもおなじであるが,信心はひろく通俗性をもっている。…

※「発菩提心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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