華族会館(読み)カゾクカイカン

精選版 日本国語大辞典 「華族会館」の意味・読み・例文・類語

かぞく‐かいかんクヮゾククヮイクヮン【華族会館】

  1. 華族の集会場として用いられた建物。明治七年(一八七四)、東京都千代田区永田町に建てられ、貴族院の伯・子・男爵議員の選挙会場としても用いられた。分館が京都(現在の同志社大学構内)にあった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の華族会館の言及

【華族】より

…この使節団はヨーロッパの貴族制にも関心を払い,これは帰国後の岩倉具視や木戸孝允らの対華族策となった。74年創立の華族会館(当初は当時の全華族427家中の約4分の1が参加。1876年開館)は,華族組織化の第一歩であった。…

※「華族会館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android