菽麦を弁ぜず(読み)シュクバクヲベンゼズ

デジタル大辞泉 「菽麦を弁ぜず」の意味・読み・例文・類語

菽麦しゅくばくべんぜず

《「春秋左伝」成公一八年から》豆と麦との区別もできない。まことに愚かで、物事の区別もつかないことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例

精選版 日本国語大辞典 「菽麦を弁ぜず」の意味・読み・例文・類語

しゅくばく【菽麦】 を=弁(べん)ぜず[=弁(わきま)えず]

  1. ( 「春秋左伝‐成公一八年」の「周子有兄而無慧、不菽麦」による ) 豆と麦の区別ができない。転じて、愚かでものの区別がつかない。
    1. [初出の実例]「或亦菽麦不辨。魚魯不分」(出典:不二遺稿(1424頃)上・送南窓蔵主還郷)
    2. 「菽麦(シュクバク)をわきまへぬとはおろかなる事歟」(出典:俳諧・類船集(1676)末)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む