葉上流(読み)ようじょうりゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「葉上流」の意味・わかりやすい解説

葉上流
ようじょうりゅう

台密 (天台宗系密教) 13流の一派穴太 (あのう) 流の一支流。日本臨済宗の開祖葉上房栄西を祖とする。台,密,禅3宗を兼学する道場として建立された建仁寺に拠ったので,建仁寺流とも呼ばれる。

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世界大百科事典(旧版)内の葉上流の言及

【栄西】より

… 禅・密あわせておもな門弟に栄朝・行勇・明全,その各門下に円爾・覚心・道元が出た。栄西に発する台密の一派は葉上流という。鎌倉後期の禅宗界ではもっぱら日本禅宗の始祖とされるに至った。…

※「葉上流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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