葉津村(読み)はづむら

日本歴史地名大系 「葉津村」の解説

葉津村
はづむら

[現在地名]七宗町神渕かぶち 葉津はづ

葉津川の最上流部の山間地帯。東はさくら峠・浄蓮寺じようれんじ峠を越えて坂ノ東の小川さかのひがしのおがわ(現白川町)、南は寺洞てらほら村、西は中根なかね坂を越えて万場まんば村。神淵十郷の一つで、葉津組とも称した。元禄郷帳に葉須村とあり、高六二石余。天保郷帳にも「神淵葉須村」とある。「濃州徇行記」では高九一石余、田畑一〇町六反余、家数は大小戸入交じって三九戸ほどあり、木挽三・板片一四がおり、神淵では最も職人が多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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