蓑口沼村(読み)みのくちぬまむら

日本歴史地名大系 「蓑口沼村」の解説

蓑口沼村
みのくちぬまむら

[現在地名]古川市蓑口沼

古川宿の東側、江合えあい川右岸にあり、北は李埣すもぞね村、東と南は馬寄まよせ村、西は中里なかざと村と接する。石巻いしのまきへの道に沿う交通の要地。村名の由来は、「安永風土記」に「当村に往古蓑口沼有之右沼之名をかたとり村名ニ唱来候由」とある。安永年間(一七七二―八一)当時この沼はすでになくなっている。ここからも知られるように、この地方は沼沢地帯で、干拓・治水工事が進めば耕地面積は拡大する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android