いし

精選版 日本国語大辞典 「いし」の意味・読み・例文・類語

い‐し

  1. ( 「い」「し」とも副助詞 ) 体言または用言連体形に付いて、強調を示す。
    1. [初出の実例]「伊自(イシ)天皇が朝に仕へ奉りははに仕へ奉るにはあるべし〈略〉故(かれ)是を以て子は祖(おや)の心なす伊自(イシ)子にはあるべし」(出典続日本紀‐天平勝宝元年(749)四月一日・宣命)
    2. 「言(こと)清くいたくもな言ひ一日だに君伊之(イシ)無くはあへかたきかも」(出典:万葉集(8C後)四・五三七)

いし

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「にし(主)」の変化した語 ) 対称。おまえ。きさま。〔物類称呼(1775)〕
    1. [初出の実例]「いしもととろなしイ語りやれ」(出典:洒落本・真女意題(1781))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「いし」の読み・字形・画数・意味

笥】い(ゐ)し

で編んだはこ。魏・武帝〔内誡令〕、鮮を好まず。用ふる雜新皮笥なり。

字通」の項目を見る


氏】いし

皮革を作る職。

字通「」の項目を見る


食】いし

養う。

字通「」の項目を見る


【維】いし

つなぐ。

字通「維」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android