中里(読み)ナカザト

デジタル大辞泉 「中里」の意味・読み・例文・類語

なかざと【中里】

姓氏の一。
[補説]「中里」姓の人物
中里介山なかざとかいざん
中里恒子なかざとつねこ

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精選版 日本国語大辞典 「中里」の意味・読み・例文・類語

なかざと【中里】

  1. ( 「なかさと」とも ) 姓氏の一つ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「中里」の意味・わかりやすい解説

中里(群馬県)
なかさと

群馬県南西部、多野郡(たのぐん)にあった旧村名(中里村(むら))。現在は多野郡神流町(かんなまち)の西部を占める一地区。2003年(平成15)万場町(まんばまち)と合併し、神流町となる。旧中里村地区は、神流川上流域の山村で、全域傾斜地、高い所は1000メートルを超える。神流川沿いに十石峠(じっこくとうげ)街道が走り、そこにおもな集落が点在する。水田はなく、畑は「耕して天に至る」の観を呈し、コンニャクイモ、クワ、雑穀が栽培される。いわゆる山中(さんちゅう)地方で、国道462号が通じ、JR高崎線新町駅から藤岡(ふじおか)、鬼石(おにし)を経由するバス便がある。また、国道299号が志賀坂(しがざか)トンネルを越えて埼玉県秩父(ちちぶ)の小鹿野(おがの)町にも通じる。過疎化が著しい。

[村木定雄]


中里(青森県)
なかさと

青森県北西部、北津軽郡にあった旧町名(中里町(まち))。現在は五所川原(ごしょがわら)市の北部をはさんで南北に分かれる中泊(なかどまり)町の南部にあたる地域。1941年(昭和16)町制施行。1955年(昭和30)内潟(うちがた)、武田の2村と合併。2005年(平成17)、北津軽郡小泊(こどまり)村と合併、中泊町となった。旧町域は津軽鉄道の終点であり、また国道339号が通じる。東部は津軽山地、西部は岩木川右岸の津軽平野で占められ、北部は十三湖(じゅうさんこ)に面す。近世初頭に新田開発が行われた地であるが、岩木川の河口付近はデルタ地帯をなし、腰切(こしきり)田、乳切(ちちぎり)田といわれる湿田で、米の生産はあがらなかった。1948年(昭和23)からの国営の十三湖干拓事業により、乾田化が進んだ。米作と木材業が主で、ヒバの集散地となっている。

[横山 弘]

『『中里町誌』(1965・中里町)』


中里(新潟県)
なかさと

新潟県南部、中魚沼郡(なかうおぬまぐん)にあった旧村名(中里村(むら))。2005年(平成17)十日町市(とおかまちし)に合併、十日町市の中南部を占める。十日町盆地の段丘上に位置する。JR飯山線(いいやません)、国道117号、353号が通じる。信濃(しなの)川の支流清津川両岸の高位段丘面が旧村域の大部分を占め、左岸の桔梗ヶ原(ききょうがはら)の低位段丘の開発は早く、近世中期から進んだが、広大な田沢原の高位段丘面の開発はこれからである。清津峡や田代(たしろ)の七ツ釜(ななつがま)の景勝地でも知られる。

[山崎久雄]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中里」の意味・わかりやすい解説

中里
なかさと

青森県北西部,飛び地をなす中泊町南部の旧町域。津軽半島のほぼ中央にある。 1941年町制。 1955年内潟村,武田村の2村と合体。 2005年北西方にある小泊村と合体,中泊町となった。東半は津軽山地で国有林が多い。西半は津軽平野で米作地域。 1948年国営十三湖干拓事業が開始され,湿田を乾田化するとともに基幹道路,用排水路工事も進展,開田面積が増加して北津軽地方の穀倉地帯となった。芦野池沼群県立自然公園に属する。

中里
なかさと

新潟県南部,信濃川上流域にある十日町市南部の旧村域。 1955年田沢村と倉俣村が合体して中里村が発足。 2005年十日町市,川西町,松代町,松之山町と合体して十日町市となる。米作中心の地域で養鯉業も行なわれる。東端の清津峡 (国指定名勝・天然記念物) の入口に清津峡温泉があり,北部のスキー場とともに観光客が多い。村域の一部は上信越高原国立公園に属する。

中里
なかさと

群馬県南西部,神流 (かんな) 川上流域地区。旧町名。 2003年に万場町と合併して神流町となった。全域が山の傾斜地にあり,林業,コンニャク栽培が主産業。中心集落は神流川および十石峠街道沿いの神ヶ原で,標高 425mに位置する。国道 299号線,462号線が通る。

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百科事典マイペディア 「中里」の意味・わかりやすい解説

中里[町]【なかさと】

青森県北津軽郡,津軽平野北部の旧町。西は岩木川,北西は十三湖に面し,津軽鉄道の終点。低湿地帯であったが土地改良が行われて水田が開け,木材の産も多い。2005年3月北津軽郡小泊村と合併し町制,中泊町となる。151.63km2。1万1238人(2003)。

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改訂新版 世界大百科事典 「中里」の意味・わかりやすい解説

中里(群馬) (なかざと)


中里(新潟) (なかさと)


中里(青森) (なかさと)

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世界大百科事典(旧版)内の中里の言及

【海山[町]】より

…水産業は引本浦や島勝浦などを基地としてカツオの一本釣りを中心とする遠洋・近海漁業とハマチ,タイなどの養殖が行われる。中里は大台ヶ原への登山口として知られる。JR紀勢本線と国道42号線が並行して走る。…

※「中里」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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