薄柿(読み)ウスガキ

デジタル大辞泉 「薄柿」の意味・読み・例文・類語

うす‐がき【薄柿】

柿渋で染めた薄い赤茶色。薄柿色。また、その色をした帷子かたびら
川風や―着たる夕涼み芭蕉」〈卯辰集〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薄柿」の意味・読み・例文・類語

うす‐がき【薄柿】

〘名〙 薄柿色。また、その色の着物
宗湛日記‐天正一四年(1586)一二月二一日「上下茶。中薄柿。風体紺の金砂唐草紋也」
※俳諧・己が光(1692)「川かぜや薄がききたる夕すずみ〈芭蕉〉」

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