最新 地学事典 「藍閃変成作用」の解説
らんせんへんせいさよう
藍閃変成作用
glaucophanitic metamorphism
塩基性変成岩に広義のらん閃石を生じる変成作用。都城秋穂ほか(1958)提唱。この変成作用は低温高圧型変成相系列に属する。強い層面片理をつくる変形作用を伴う。らん閃変成作用の鉱物組合せの安定領域が異常に大きなP/T比を示すことと,異常に小さな地殻熱流量地域がプレート収束場である海溝地域に限られることから,この変成作用は海溝深部で起きると推定されている。この変成作用は顕生代の造山帯には一般的であるが,8億年よりも古い造山帯には出現しない。これは地球の徐冷が原因であるとされる。
執筆者:丸山 茂徳
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

