藤波孝生(読み)ふじなみ たかお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤波孝生」の解説

藤波孝生 ふじなみ-たかお

1932-2007 昭和後期-平成時代の政治家
昭和7年12月3日生まれ。三重県議をへて昭和42年衆議院議員(当選11回)。自民党中曾根派。第2次大平内閣の労相,第2次中曾根内閣の官房長官となる。平成11年リクルート事件(受託収賄)で有罪となり自民党を離党した。15年政界を引退。平成19年10月28日死去。74歳。三重県出身。早大卒。俳号は孝堂。

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世界大百科事典(旧版)内の藤波孝生の言及

【リクルート事件】より

…このなかには中曾根康弘内閣の閣僚4名,官房副長官がおり,贈与を受けた宮沢喜一蔵相は辞任(1988年12月),竹下登首相も辞任に追い込まれ,同内閣は崩壊(1989年6月),中曾根は自民党籍を離脱した(1989年5月)。また元官房長官藤波孝生,公明党議員池田克也が受託収賄罪で,自民党議員安倍晋太郎,宮沢,加藤六月の各秘書が政治資金規正法違反で,NTT代表取締役真藤恒,文部次官高石邦男,労働次官加藤孝らが収賄罪で起訴され,真藤,加藤の有罪が確定している。94年9月の東京地裁の一審判決は藤波被告に対して無罪を言い渡したが,東京高裁は97年3月,有罪判決を下した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」