蘭殿(読み)らんでん

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世界大百科事典(旧版)内の蘭殿の言及

【ラン(蘭)】より

…また《春秋左氏伝》では鄭の文公の妾燕姑が,天人から蘭を与えられ,生まれる子はその香りのように人々から慕われると夢みた記事があり,すべて,国香,王者の香りのイメージを定着させるに役立った。春秋時代の楚の宮殿や,漢の宮中図書館,さらには御火台を蘭台と呼び,皇后宮を蘭殿というのも最上の香気の意味を含ませる。時代は下るが,王羲之の蘭亭も単にそこに蘭花が多かった以上の印象を与えるし,寺院āraṇyaに蘭若(らんにや)の字を当てるのも,蘭と杜若(カキツバタ)のもつイメージと無関係ではない。…

※「蘭殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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