蜾蠃なす(読み)すがるなす

精選版 日本国語大辞典 「蜾蠃なす」の意味・読み・例文・類語

すがる【蜾蠃】 なす

  1. じがばちのようにやせ細って小さいさま。
    1. [初出の実例]「春されば酢軽成(すがるなす)野の霍公鳥(ほととぎす)ほとほと妹に逢はず来にけり」(出典万葉集(8C後)一〇・一九七九)

蜾蠃なすの補助注記

用例の「なす」は、地名の「那須野」に掛けて用いられている。「なす」は「鳴す」で、じがばちが羽音を鳴らす意とする。また、「すがるなる」と訓み、「鳴る」意とする説や、「生(ナ)る」で生まれ出る意とする説などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む