20世紀日本人名事典 「蠟山昌一」の解説
蠟山 昌一
ロウヤマ ショウイチ
昭和・平成期の金融論学者 高岡短期大学学長;大阪大学名誉教授。
- 生年
- 昭和14(1939)年10月19日
- 没年
- 平成15(2003)年6月19日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 東京大学経済学部〔昭和38年〕卒,東京大学大学院経済学研究科理論経済学専攻〔昭和40年〕修士課程修了
- 学位〔年〕
- 経済学博士
- 主な受賞名〔年〕
- エコノミスト賞(第24回)〔昭和57年〕「日本の金融システム」
- 経歴
- 東京大学助手を経て、昭和44年大阪大学経済学部講師、45年助教授、57年教授。平成10年高岡短期大学学長。金融問題の論客として知られ、日本の銀行の横並び体質を批判して金融自由化を唱えるなど金融制度改革を強調。8〜9年橋本内閣時代に証券取引審議会総合部会座長として日本版ビッグバンの政策立案に尽力。13年から金融審議会金融分科会長を務め、不良債権問題に揺れる金融システム立て直しに力を注いだ。公正取引委員会参与も務めた。主著に「日本の金融システム」「金融自由化」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報