血栓溶解剤(読み)けっせんようかいざい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「血栓溶解剤」の意味・わかりやすい解説

血栓溶解剤
けっせんようかいざい

血管内に血液の線維成分が凝固して生じた血栓分解・除去する目的で使われる酵素製剤の総称。ウロキナーゼ,ストレプトキナーゼをはじめ,最近臨床応用が始まった組織プラスミノーゲンアクチベータ (tPA) などがある。バイオテクノロジーによって初めて臨床応用が可能になった tPAは,これまでの血栓溶解酵素よりも血栓への結合力が強く,高い治療効果が期待されてきた。しかし,欧米急性心筋梗塞の治療に使われた大規模な臨床試験の結果,ストレプトキナーゼと延命率に有意な差がないと指摘されるに至っている。

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