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血栓 けっせん thrombus

翻訳|thrombus

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

血栓
けっせん
thrombus

生体内を循環している血液が,血管の中で凝固したものをいう。血栓によって血管が閉塞した結果起る病的状態が血栓症である。血栓は色によって,白色血栓赤色血栓混合血栓に分けられる。原因としては,(1) 動脈硬化などによる血管内皮の損傷,(2) 長期臥床などによる血流,血圧の低下,(3) 癌などによる血液凝固性の亢進,などがある。

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デジタル大辞泉の解説

けっ‐せん【血栓】

血管内で生じた血のかたまり。→血栓症

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百科事典マイペディアの解説

血栓【けっせん】

生体の血管内で血液が凝固したもの。血管壁の炎症や損傷,鬱血(うっけつ)や血管拡張が誘因となる。血栓のでき方と色により膠着(こうちゃく)血栓(白色血栓)と凝固血栓(赤色血栓)に分ける。
→関連項目カテーテルアブレーション血小板静脈瘤人工心臓DHA脳梗塞

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栄養・生化学辞典の解説

血栓

 生存中に血液が血管内で凝塊を形成すること.血管を閉塞することがある.

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世界大百科事典 第2版の解説

けっせん【血栓 thrombus】

正常な状態では心臓や血管内で血液が凝固することはないが,病的な要因から凝固をおこすことがある。このように血液が凝固してできた塊を血栓といい,血栓のある状態を血栓症thrombosisという。これに対し,死後に血液が凝固してできた塊は凝血塊coagulumとよばれ,血栓と区別される。血栓は,凝血塊に比べて,硬く乾燥しており,弾性に乏しく,血管壁と密着しはがれにくい。肉眼で見た色調により,白色血栓,赤色血栓,混合血栓に分けられる。

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大辞林 第三版の解説

けっせん【血栓】

血管内で凝固してできる血液の固まり。 「脳-」

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

血栓
けっせん

血管内で血液が固まった状態。健康者の血液は、血管の中で凝固することはないが、血管の内皮の変化(損傷とか炎症、あるいは動脈硬化などによる異常)、血液の停滞、凝固性が高まった場合などでは、その局所において血液が固まって凝固物ができる。これが血栓で、大きい血栓ができて、血管を閉塞(へいそく)すると、そこから先の血液の流れが止まって、臓器によっては致死的な異常をおこす。このような状態を血栓症といい、またそれによる血流の停止した場所の組織が死滅する(梗塞(こうそく))。もっとも多い原因は動脈硬化で、その粥(かゆ)状硬化に、血小板が粘着、凝集して凝血ができ、それが動脈を閉塞すると、心筋梗塞、脳梗塞、腎(じん)梗塞、肺梗塞などが発生する。[伊藤健次郎]

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世界大百科事典内の血栓の言及

【冠状動脈】より

… 冠状動脈には先天性の異常として,冠状動脈から血流が直接静脈に流れる冠状動静脈瘻(ろう)や肺動脈から冠状動脈が分枝する奇形がある。子どもでは川崎病の冠状動脈炎,中年以後では冠状動脈硬化による冠状動脈の狭窄や閉塞(血栓)が起こり,狭心症心筋梗塞など虚血性疾患の原因となる。冠状動脈硬化は冠動脈危険因子の人に起こりやすく,男性では女性より若くて発症する。…

【血液】より

…血管が破れて内皮細胞の下にある膠原(こうげん)繊維や周囲の組織が露出すると,まず血小板が付着し,つぎつぎと集合して血小板塊をつくり血管の破れた部位に栓をする。続いて血漿の中にある凝固因子(12種類)が膠原繊維との接触や組織液の混入により活性化されて連鎖反応をおこし,最終的には可溶性のフィブリノーゲンが不溶性のフィブリン(繊維素)となって網目構造が形成され,強固な血液凝集塊(血栓)をつくって出血を止める。しばらくして内皮細胞が再生し血管壁の修復が完了すると,血漿に含まれている繊維素溶解物質が活性化され,役割を終えた血栓を溶かし(繊維素溶解),血液の流れが正常状態に戻る。…

【血管系】より

…動脈壁の肥厚,硬化,改築を示す限局性病変の総称で,粥状硬化,中膜硬化,細動脈硬化などがあるが,一般に動脈硬化といえば粥状硬化を指す。粥状硬化は内膜への脂肪の沈着と繊維性肥厚をきたすもので,石灰沈着,潰瘍形成,血栓形成などを伴う。動脈硬化に伴う血管壁の破壊に対する修復についてはいまだ十分明らかではない。…

【塞栓】より

血栓が流血中に脱落したり,異物が脈管内に流れ込んだりして,血液またはリンパ液により運ばれて,細い血管またはリンパ管に達して,それ以上進むことができなくなって管腔を閉塞する。このように管腔を閉塞したものを塞栓,このような現象を塞栓症embolismという。…

【脳梗塞】より

…脳梗塞は次の四つに大きく分けられる。すなわち,動脈硬化であるアテローム硬化を伴う脳血栓症,脳塞栓症,他の原因による脳梗塞,原因不明の脳梗塞である。(1)アテローム硬化を伴う脳血栓症 頸動脈や脳動脈にアテローム硬化をきたし,その部に凝血塊(血栓)を生じるもので,俗に脳血栓ともいわれる。…

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