行き暮らす(読み)ユキクラス

デジタル大辞泉 「行き暮らす」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐くら・す【行き暮らす】

[動サ四]《「ゆきぐらす」とも》日の暮れるまで行く。
「越の海の信濃しなぬの浜を―・し長き春日はるひも忘れて思へや」〈・四〇二〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「行き暮らす」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐くら・す【行暮】

  1. 〘 自動詞 サ行四段活用 〙 一日中行き続ける。日が暮れるまで行く。また、旅の途中で日が暮れる。
    1. [初出の実例]「松田江の 浜由伎具良之(ユキグラシ)」(出典万葉集(8C後)一七・四〇一一)
    2. 「かくゆきくらして、とまりにいたりて」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android