行き触る(読み)ユキフル

デジタル大辞泉 「行き触る」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐ふ・る【行き触る】

[動ラ下二]途中で行き会う。行きずりに接触する。
「草枕旅行く人も―・ればにほひぬべくも咲ける萩かも」〈・一五三二〉
[補説]引用例を四段活用とみて、「行きふらば」とよむこともある。

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関連語 自動詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「行き触る」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐ふ・る【行触】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 行ってそれにさわる。行こうとして触れる。
    1. [初出の実例]「草枕旅行く人も徃触(ゆきふれ)ばにほひぬべくも咲ける萩かも」(出典万葉集(8C後)八・一五三二)
  3. 行ってけがれに触れる。行き合ってけがれに染まる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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