行く影の(読み)ゆくかげの

精選版 日本国語大辞典 「行く影の」の意味・読み・例文・類語

ゆくかげ‐の【行影の】

  1. 空を渡ってゆく月影のの意で、年月の「月」にかかる。
    1. [初出の実例]「吾が思ふ 心知らずや 徃影乃(ゆくかげノ) 月も経ゆけば 玉かぎる 日も重なりて」(出典万葉集(8C後)一三・三二五〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む