行会(読み)いゆきあい

精選版 日本国語大辞典 「行会」の意味・読み・例文・類語

いゆき‐あい ‥あひ【行会】

〘名〙 (「い」は接頭語) 人が行き会うこと。人の往来がかなり盛んであること。また、そのような場所
万葉(8C後)九・一七五二「射行相(いゆきあひ)の坂の麓(ふもと)に咲きををる桜の花を見せむ児(こ)もがも」
[補注]「いゆきあいの」の形で、坂にかかる枕詞と見る説もある。

いゆき‐あ・う ‥あふ【行会】

〘自ハ四〙 (「い」は接頭語) 進んで行って出会う。
※万葉(8C後)一四・三五四〇「さわたりの手児(てご)に伊由伎安比(イユキアヒ)赤駒足掻(あがき)を早み言問はず来ぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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