行徳の爼(読み)ぎょうとくのまないた

精選版 日本国語大辞典 「行徳の爼」の意味・読み・例文・類語

ぎょうとく【行徳】 の 爼(まないた)

  1. ( 下総国行徳では馬鹿貝がよくとれ、この地の爼は馬鹿貝で擦(す)れているという意 ) 馬鹿で人ずれしていることをいう。
    1. [初出の実例]「どうせ僕抔は行徳の爼と云ふ格だからなあ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android