行枝
ゆきえだ
中世、六人部新庄下高津(江戸時代の観音寺村)に存した名田の名で、観音寺の小字行江田がその遺名と考えられる。
文永七年(一二七〇)一〇月二〇日付の左衛門少尉中原朝臣寄進状(観音寺文書)に次のようにある。
<資料は省略されています>
寄進田は行枝名にあり、その坪名に「竹田」「大橋」「木梨子」とあり、同文書の永仁六年(一二九八)二月日付平盛氏田畠寄進状には、「奉寄進 六人部新庄下高津 観音寺灯油田畠等事 合田壱段畠弐段者 行枝名内在坪田薬王寺二所合畠小森西依」とあって、畠の坪名に「小森」がみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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