行雲流水(読み)コウウンリュウスイ

デジタル大辞泉 「行雲流水」の意味・読み・例文・類語

こううん‐りゅうすい〔カウウンリウスイ〕【行雲流水】

空を行く雲と流れる水。物事に執着せず、淡々として自然の成り行きに任せて行動することのたとえ。「行雲流水生活

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「行雲流水」の意味・読み・例文・類語

こううん‐りゅうすい カウウンリウスイ【行雲流水】

〘名〙 ただよう雲と流れる水。他の力にさからわないで、滞りなく動く自然のゆうゆうとした姿。自然のまま、なりゆきにまかせて行動するさまなどをたとえていう。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三「苦沙彌君の文は行雲流水の如しとありましたよ」 〔宋史‐蘇軾伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

四字熟語を知る辞典 「行雲流水」の解説

行雲流水

ただよう雲と流れる水。他の力にさからわないで、滞りなく動く自然のゆうゆうとした姿。自然のまま、なりゆきにまかせて行動するさまなどをたとえていう。

[使用例] 苦沙彌君の文は行雲流水のごとしとありましたよ[夏目漱石*吾輩は猫である|1905~06]

[使用例] 私は行雲流水を志していたから、別段女の先生に愛を告白しようとか、結婚したいなどとは考えず[坂口安吾*風と光と二十の私と|1947]

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android