生活(読み)セイカツ

デジタル大辞泉 「生活」の意味・読み・例文・類語

せい‐かつ〔‐クワツ〕【生活】

[名](スル)
生きていること。生物がこの世に存在し活動していること。「昆虫生活」「砂漠生活する動物
人が世の中で暮らしていくこと。暮らし。「堅実な生活」「日本で生活する外国人」「独身生活
収入によって暮らしを立てること。生計。「生活が楽になる」
[類語](1せい生存せいぞんライフ人生日常現世生き方/(2暮らし世渡り渡世とせい処世しょせい起居寝食しんしょく寝起き衣食住生きる食べる暮らすやっていく食う口をのりする/(3生計活計糊口ここう口過ぎ身過ぎ世過ぎ行路

しょう‐かつ〔シヤウクワツ〕【生活】

[名](スル)せいかつ(生活)」に同じ。
「―、人事にんじ伎能学問等」〈徒然・七五〉

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精選版 日本国語大辞典 「生活」の意味・読み・例文・類語

せい‐かつ‥クヮツ【生活】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生きていること。また、生かすこと。生存して活動すること。この世に存在すること。
    1. [初出の実例]「夫れ物の性を論ずるには、生活して其作用あるを以て論ずるもの也」(出典:乾坤弁説(1656)元)
    2. 「大凡毎人各具真性真情。須自出手眼而生活。不可寄人籬下也」(出典:随筆・山中人饒舌(1813)下)
    3. [その他の文献]〔孟子‐尽心〕
  3. 世の中に暮らしてゆくこと。また、その暮らし。生計。しょうかつ。
    1. [初出の実例]「而猶思生活之便、及五六月之比」(出典:宝生院文書‐永延二年(988)一一月八日・尾張国郡司百姓等解)
    2. 「おのれ近来生活(セイクヮツ)繁多にして、諸才子新作の草紙へ、或は序し、或は校じ」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    3. [その他の文献]〔北史‐胡叟伝〕

しょう‐かつシャウクヮツ【生活】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「しょう」は「生」の呉音 ) 生業を営んで暮らしていくこと。生計。せいかつ。
    1. [初出の実例]「生活(しゃうくゎつ)人事・伎能・学問等の諸縁を止(や)めよとこそ、摩訶止観にも侍れ」(出典:徒然草(1331頃)七五)
    2. [その他の文献]〔摩訶止観‐四下〕
  3. 生きかえること。蘇生
    1. [初出の実例]「立ち所に生活(シャウクヮツ)す。即ち出家す」(出典:私聚百因縁集(1257)五)

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普及版 字通 「生活」の読み・字形・画数・意味

【生活】せいかつ(くわつ)

生きる。くらす。〔漢書望之伝〕至りて之を召す。之自せんと欲す。~天を(あふ)ぎてじて曰く、吾(われ)嘗(かつ)て位に將相に備はる。年六十を踰(こ)え、老いて牢獄に入り、(いやし)くも生活せんことを求むるは、亦た鄙(いや)しからずやと。

字通「生」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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