表面預金(読み)ひょうめんよきん(その他表記)nominal deposit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「表面預金」の意味・わかりやすい解説

表面預金
ひょうめんよきん
nominal deposit

実質預金に対する概念で,金融機関の表面的な預金残高をいう。すなわち預金に他行払いの手形・小切手類を受入れた場合,翌取引日の手形交換を経なければ資金化されないが,預金残高としては受入日の預金中に計上されるので,資金化された預金 (実質預金) よりも預金計数は常に上回ることになる。この表面的な預金計数を表面預金という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む