袖の月(読み)そでのつき

精選版 日本国語大辞典 「袖の月」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 の=月(つき)[=月影(つきかげ)

  1. 涙にぬれた袖に映った月。悲しさのあまりに流した涙は袖に月が映るほどであるの意。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「せきわぶる涙の露に宿りきて人に知らるる袖の月影」(出典:嵯峨のかよひ(1269))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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