袞龍の袖に隠る(読み)こんりょうのそでにかくる

精選版 日本国語大辞典 「袞龍の袖に隠る」の意味・読み・例文・類語

こんりょう【袞龍】 の 袖(そで)に隠(かく)

  1. 天子威徳を利用して責任を逃れる。天子の特別な恵みにすがり、自分勝手なことをする。
    1. [初出の実例]「袞龍(コンリョウ)の袖(ソデ)に隠(カク)れると云ふ諺がある。小野さんは未来の袖に隠れやうとする」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 袞龍 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android