裳脱け(読み)もぬけ

精選版 日本国語大辞典 「裳脱け」の意味・読み・例文・類語

も‐ぬけ【蛻・裳脱・藻抜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「もぬける(蛻)」の連用形名詞化。「藻抜」はあて字 ) もぬけること。また、そのぬけがら。
    1. [初出の実例]「蛻 虵蛻附 〈略〉本草云虵肌一名龍子衣〈倍美乃毛沼介〉」(出典:十巻本和名抄(934頃)八)
    2. 「物も云はず、作(な)す事無し。蝉の裳脱(モヌケ)の如くにて生ける物とも見えず」(出典私聚百因縁集(1257)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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