褻事(読み)ケゴト

精選版 日本国語大辞典 「褻事」の意味・読み・例文・類語

け‐ごと【褻事】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「褻」は「晴(はれ)」に対して、ふだんの意 ) つねのこと。平常しなれたこと。⇔晴事(はれごと)
    1. [初出の実例]「かやうの事をば、いみじからん晴の会、もしは国王、大臣の御前などにてこそよまめ。かかるけことによみたる、無念なる事なり」(出典:無名抄(1211頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む